NiSi SWIFT FS NDキットを正直レビュー|便利だけど面倒?使ってわかった本音

NDフィルターが気になっているけど、
「そもそも本当に必要なの?」
「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」

と悩む人は多いと思います。

僕自身も、最初はそこまで優先度の高い機材だと思っていませんでした。
特に動画を撮り始める前は、「なくてもなんとかなるんじゃないか」と思っていたくらいです。

でも、実際に使ってみると、NDフィルターは写真でも動画でもかなり便利でした。
とくに日中の屋外で動画を撮るなら、かなり重要な機材だと今は感じています。

その中でもNiSiのSwift Systemは、かなり理にかなった仕組みで、「これはよく考えられてるな」と思えるシステムでした。
ただ、便利さだけではなく、ちょっと面倒な部分もあるのが正直なところです。

この記事では、NiSi Swift SystemであるNiSi SWIFT FS NDキットを使って感じたことをベースに、

  • NDフィルターはそもそも必要なのか
  • Swift Systemの良かったところ
  • 実際に使って感じた面倒なところ
  • どんな人にSwiftが向いていて、どんな人は可変NDの方が合うのか

このあたりを、できるだけ正直に書いていきます。

この記事で紹介しているのは、NiSiのSwift Systemの中でも、実際に僕が使っているSWIFT FS NDキットです。
この記事ではわかりやすさを優先して「Swift System」と表記していますが、使用感としてはこのFS NDキットをベースに書いています。



目次

NDフィルターってそもそも必要?

結論からいうと、NDフィルターは持っておいて損はない機材だと思っています。

もちろん、全員が毎回使うわけではありません。
でも、1枚あるだけで表現の幅が広がるのは間違いないです。

日中に動画を撮るなら、必要性はかなり高い

僕がNDフィルターの必要性を強く感じたのは、やっぱり動画です。

日中の屋外って、思っている以上に明るいんですよね。
その中で自然なシャッタースピードを保ちながら撮ろうとすると、どうしても光が入りすぎます。

そうなると、絞りを必要以上に絞ったり、シャッタースピードを上げすぎたりして、思っていた映像からズレていきます。
せっかく背景をぼかしたいのに絞らざるを得なかったり、動きが少し不自然に見えたりすることもあります。

そのときにNDフィルターがあると、光の量を抑えながら自然な設定で撮れるので、かなり助かります。
これは本当に大きくて、日中に外で動画を撮るなら絶対必要な装備の1つだと僕は思っています。

写真でも表現の幅が広がる

動画ほど必須感はなくても、写真でもNDフィルターはしっかり楽しいです。

たとえば滝や川、海、流れる雲を長秒露光で撮ると、水や雲がなめらかになって、普段見ている景色とは違う雰囲気になります。人の流れを消したり、街のざわつきを整理したりするのにも使えます。

普段の撮影では出番が少なくても、持っているだけで撮れる世界が増える機材なんですよね。
「今はそこまで使わないかも」と思っていても、1枚あると後からありがたみがわかるタイプだと思います。

NiSi SWIFT FS NDキット 67-82mmのフィルター径はこちら

NiSi SWIFT FS NDキット 52mm-62mmのフィルター径はこちら

普段よく使っているレンズとの組み合わせについては、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのレビューでも触れているので、あわせて読むとサイズ選びのイメージもしやすいと思います。


NiSi Swift System|NiSi SWIFT FS NDキットとは?

NiSi Swift Systemは、ひとことでいうと必要なフィルターを組み合わせて使いやすくしたシステムです。
今回紹介するNiSi SWIFT FS NDキットには、ND8、ND16、ND1000のフィルターが3枚セットになっています。

普通の丸型NDフィルターとして使えるだけでなく、必要に応じて別のNDを追加したり、C-PLフィルターと組み合わせたりできます。
この“必要なぶんだけ足していく”感覚がかなり合理的で、実際に使うと「なるほど、こういう考え方か」と納得しやすいです。

個人的に便利だと思っているのが、同梱されているステップアップリングで複数のレンズに使い回ししやすいことです。

フィルターはレンズごとに口径が違うので、その都度そろえ始めるとかなりお金がかかります。
でも、一番大きいレンズ径に合わせてそろえておけば、ほかのレンズにも流用しやすくなります。

たとえば僕なら、よく使う NIKKOR Z 24-120mm f/4 S が77mmなので、そこを基準に考えると運用しやすいです。
これから買う人も、自分がよく使うレンズの中で一番大きいサイズに合わせると失敗しにくいと思います。

さらに、C-PLフィルターもSwiftシステムでそろえておくと重ね付けしやすく、風景撮影でも使い勝手がいいです。

NiSi SWIFT FS NDキット 67mm-82mmのフィルター径はこちら

NiSi SWIFT FS NDキット 52mm-62mmのフィルター径はこちら


実際に使って感じたNiSi Swift Systemの良かったところ

画質の劣化をほとんど感じない

フィルターを使うときに気になるのが、画質や色味の変化だと思います。

でも、少なくとも僕の目線では、Swift Systemを使っていて画質の劣化を強く感じたことはありません
色味についても、変に転んで気になる印象はあまりなく、使っていて不満を感じる場面はほぼありませんでした。

もちろん厳密に見れば違いはあるのかもしれません。
でも、実際の撮影で「このフィルターのせいで仕上がりが気になる」という感覚がないのは、かなり大きいです。

重ね付けがしやすくて、長秒露光が楽しい

Swift Systemのいちばん面白いところは、やっぱり重ね付けしやすいことだと思います。

「もう少しシャッター速度を落としたいな」と思ったときに、追加でNDを足していけるのはかなり便利です。
この仕組みがあるおかげで、長秒露光へのハードルが下がる感じがあります。

正直、ND1000みたいな濃いフィルターは毎回使うわけではありません。
でも、いざ使うと一気に世界が変わります。水面がとろっと溶けたり、雲が流れたりして、かなり非現実的な描写になります。

普段の出番は多くなくても、「ここぞ」というときに撮影を一段楽しくしてくれる機材だと思います。

動画用途との相性がかなりいい

これは繰り返しになりますが、やっぱり動画との相性はかなりいいです。

必要な減光量に合わせて組み合わせやすいので、写真だけじゃなく動画も撮る人にはかなり使いやすいと思います。
特に屋外で撮ることが多い人は、持っておいて損はないです。

僕の中では、NDフィルターは「あると便利」より、動画をちゃんと撮りたいならかなり大事な機材になっています。

キャップが地味にラク

細かい話ですが、Swiftのキャップははめ込むだけなので、これは普通にラクです。
こういう小さい使いやすさって地味なんですが、撮影の前後で何度も触るものだから、積み重なると意外と大きいです。


使ってわかったNiSi Swift Systemの気になるところ

ここは正直に書いておきたいところです。

Swift Systemはかなり良いです。
仕組みとしてもよくできているし、実際に便利です。
でも、使う人の性格によっては“ちょっと面倒”に感じる可能性は普通にあると思っています。

装着はしっかり押し込む必要がある

Swiftは、ただ軽くのせればいいわけではなく、しっかりぐっと押し込んで装着する感覚があります。

慣れれば気にならないんですが、最初は少し戸惑うかもしれません。
「これでちゃんと付いてる?」と不安になる人はいると思います。

ねじ込み式とは違うので、最初だけ少しコツがいる感じです。
押し込みが不十分だとフィルターが落下してしまう可能性があるのでそこは注意です!

保護フィルター派には付け外しが少し気になる

僕は普段、レンズプロテクターを付けて使っています。
なので、NDを使うたびに付け替えるのが、ちょっとソワソワします。

前玉のまわりを触るのって、なんとなく怖いんですよね。
落としたらどうしようとか、ぶつけたら嫌だなとか、そういう心理的な抵抗があります。

性能そのものとは別の話ですが、実際にはこういうちょっとした面倒さや怖さって、使う頻度にけっこう影響すると思います。

ずぼらな人には少ししんどいかもしれない

ここは完全に自分の話ですが、僕みたいにずぼらなタイプだと、付け替えが面倒に感じることがあります。

実際、「もう今日はND8付けっぱなしでいいや」となることもあります。
よくないのはわかってるんです。わかってるんですが、NDフィルター外して、レンズプロテクターつけて…ってのが面倒なんですよね。

Swift Systemは本当に良いシステムです。
でも、その良さをちゃんと活かせるのは、やっぱり必要に応じて付け外しをきちんとできる人だと思います。

逆にいうと、道具としての完成度が高くても、運用が自分に合っていないとしんどくなる可能性はあります。


可変NDフィルターの方が向いている人もいる

ここまでSwift Systemをかなり褒めてきましたが、万人にとっての最適解ではないと思っています。

正直、手軽さを重視する人や、ずぼらな人は可変NDの方が幸せになれる可能性があります

可変NDの良さは、とにかくラクなことです。
フィルターを回すだけで濃さを変えられるので、明るさが変わるたびに付け替えなくていいのが大きいです。

屋外で動画を撮っていて、日向と日陰を行ったり来たりするような場面では、この手軽さはかなり魅力だと思います。

比較候補としては、NiSiの可変NDや、K&F Conceptの可変NDあたりが候補に入りやすいと思います。
僕自身はSwift推しではあるんですが、手軽さだけでいえば可変NDの快適さはやっぱり強いです。

ざっくり分けると、

  • Swift Systemが向いている人
    画質や拡張性を重視したい人, 長秒露光も楽しみたい人, 付け替えが苦じゃない人
  • 可変NDが向いている人
    手軽さ重視の人, 撮影テンポを落としたくない人, 面倒だと使わなくなる人

という感じです。

なので、Swiftが優れている・可変NDが劣っている、という話ではなくて、相性の問題だと思っています。

ここまで読むと、「結局、自分はどれを選べばいいの?」と迷う人もいると思います。
そんなときは、付け替えの手間を許容できるかどうかで考えるとかなり選びやすいです。
画質や拡張性、長秒露光までしっかり楽しみたいならNiSi Swift Systemはかなり満足度が高いと思います。
一方で、まずは失敗なく手軽に始めたい人や、面倒だと使わなくなりそうな人は、可変NDから入った方が結果的に満足しやすいはずです。

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結局、NiSi Swift Systemはどんな人に向いている?

ここまで使ってみて、NiSi Swift Systemはこんな人に向いていると感じました。

写真も動画もどちらも楽しみたい人

写真だけではなく、動画もちゃんと撮りたい人にはかなり相性がいいです。
特に日中の屋外撮影が多い人は、NDフィルターの恩恵を受けやすいと思います。

長秒露光や重ね付けも楽しみたい人

「ただ減光できればいい」ではなく、表現そのものを広げたい人にはかなり面白いシステムです。
超長秒露光の非現実感が好きな人には、Swiftの魅力がしっかり刺さると思います。

フィルターの付け替えや管理が苦じゃない人

ここはかなり大事です。

Swiftは便利なんですが、雑にいうと“ちゃんと使う人ほど満足度が高い道具”です。
付け替えや管理も含めて撮影の一部として楽しめる人なら、かなり相性はいいはずです。

最初は安いものから試すのも全然あり

一方で、フィルターは決して安い買い物ではありません。
NiSi Swift Systemも気軽に買える価格ではないので、まずは安いNDや可変NDから慣れてみるのも全然ありだと思います。

実際に使っていく中で、「自分は画質重視なのか」「手軽さ重視なのか」が見えてきます。
そのうえでSwiftに行くのも、すごく現実的な選び方です。

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まとめ|自分の性格と撮り方で選ぶのがいちばん後悔しない

NDフィルターは、写真でも動画でも表現の幅を広げてくれる便利な機材です。
特に日中の屋外で動画を撮る人にとっては、かなり重要な装備だと思います。

その中でもNiSi Swift Systemは、重ね付けしやすく、複数のレンズでも使い回ししやすい、かなり理にかなったシステムです。画質面でも、少なくとも僕は大きな不満を感じたことはありません。

ただし、付け外しや管理の手間はゼロではありません。
だからこそ、スペックだけで決めるより、自分の性格や撮影スタイルに合うかどうかで選ぶのが大事だと思います。

最後に簡単にまとめると、こんな感じです。

  • NiSi Swift Systemが向いている人
    写真も動画も撮る人, 長秒露光も楽しみたい人, フィルターの付け替えが苦じゃない人
  • 可変NDが向いている人
    手軽さ重視の人, ずぼら気味な人, 付け替えが面倒で使わなくなりそうな人
  • まずは安いものから試してもいい人
    NDフィルター自体が初めてで、自分に必要かまだ半信半疑な人

取り付けや取り外しが苦じゃないなら、NiSi Swift Systemはかなり満足度の高い選択肢になると思います。
逆に、僕と同じでちょっとずぼらな自覚があるなら……黙って可変NDを選ぶのも、かなり現実的です。笑

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